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時期による影響

近年の株価は、春先にぐっと上がってゴールデンウィーク前後に調整が入る展開が多い。これは、連休期間中の商いが薄く、株や為替のちょっとした動きが数字として大きく反映してしまいやすくなるからで、株価に対する過熱感を警戒する人たちが増えていると、これをきっかけに調整に入る場合も出てくる。 

 

梅雨時になればジューンブライドの影響でブライダル脱毛の需要が高まるだろうから、私の職場は問題ないんだが、日本の株価はかつてのように、外国人投資家の動向によって株価が左右されるケースは少なくなっている。だからダウ平均の上昇下落につられて日経平均も上下することもあまり見られなくなった。 

今回の下落は、アメリカの景気減速に対する不安が発端ではあるものの、それ以上に二万円まで上昇したあとの調整という意味合いもあるのかもしれない。もちろん、連休明けから再び上昇する可能性もあり、そうなると日経平均は二万円台を維持していくことになる。逆に調整に入ったのであれば、株価は二万円前後をうろうろして夏を迎えることになるかもしれない。 

 

こういう相場は、あとから振り返ってみると当然のことのように感じるかもしれないけれど、現時点で正確な予測ができるわけではない。景気が着実に回復していたとしても、個別株はそれぞれの動きをするものだし、投資家の心理も不確定な要素が少なくない。 

 

私の場合は、「もうちょっと上がるんじゃないか」と欲を出すと、株は逆にジリジリ値を下げるし、「思い切って売ってしまえ、買っちゃえ」となけなしの勇気を奮うと逆の結果が待っている。要するに向いていない。 

株は必ずしも経済の知識があれば儲かるものでもないし、法則性というものもあとから振り返ればあるような気もするけれど、実際はその通りに株価が変動するとは限らない。いやはや。 

 

歴史を学ぶときも、それぞれ表れている事象は必然のように感じることが少なくない。けれども、それはちょっとしたきっかけによるものだったり、起こり得るべきものだったとしてもその程度が変わる余地はあったに違いない。歴史上の人物は、多くが有能であったことは間違いないのだろうが、彼らの成功や手痛い失敗もたぶんに運によって左右されていることは頭の隅にいれておいていいかもしれない。 



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